自由自在のユニバーサル基板とはいえ、部品の配置次第で配線が楽だったり、辛かったり。
部品数個なら頭の中で何とかなるけど、増えてきたらワードとかペイントとかプリント基板CADとか…。
みなさんはユニバーサル基板の部品配置、どう検討されてますか?
ユニバーサル基板向けに作られたCADって、ありそうでなかなか無いものなんですね。
調べてみたところでは、「PasS (Parts Arrange Support System)」というものが唯一でした。
PaaSについて詳しくは、本家のサイトをご参照ください。
http://www.geocities.jp/uaubn/pass/
このPaaSで利用できる、「ベタユニ」のライブラリを作ってみました。
ここではその顛末についてまとめておきます。
まずは本家のサイトからダウンロードしてインストールです。
インストールした環境は、Microsoft Windows 7 Professional SP1 64ビットです。
【セットアップ付き】で、部品データファイル別で、VBランタイム付きの[PasS143Setup.lzh](2159KB)をおすすめします。
この他に、部品データファイルの[parts.lzh](234KB)も必要となります。
VBランタイムが付いていない、他のパッケージを選ぶとハマります。
MSVBVM50.DLLって、Microsoft公式ではもう配布していません。
Vectorあたりから探してこなければならず、手間が増えてしまいます。
インストールパッケージ[PasS143Setup.lzh]はLZH形式で圧縮されています。最近のWindowsではそのまま展開できるかと思います。
展開すると[Setup]フォルダ、その中に[SETUP.EXE]をダブルクリックしてインストール開始です。
ユーザー アカウント制御で「はい(Y)」をクリックして、
セットアップの最初の画面で「Ok」をクリックして、
セットアップの次の画面で「ディレクトリ変更(C)」をクリックして、インストール先を変更します。
デフォルトの[C:\Program Files (x86)\PaaS\」では後々の動作に支障があるようです。作業ディレクトリ以下などが良さそうです。私は「C:\Tools\PaaS\」を指定しました。
セットアップ完了後、同じディレクトリに、部品データファイル[parts.lzh]の内容を展開します。
これでPaaSが利用できます。
画面右半分に、子ウインドウ2枚が表示されてて、基板の表面と裏面の編集ウインドウだと思うのですが、下端にボタンが並んでて、でも画面外に出たままでウインドウサイズ固定でどうにもならない状況がありました。
ノートPCなど、画面の狭い環境では要注意かもしれません(私の環境は1280×800です)。